kanabundou 日記

昔(昭和の少年)のあやふやな思い出を日記にしたためます。

f:id:oumeshichibei:20180907174312j:plain

学研のおはなしえほん

こびととくつや

1970121日発行

学習研究社

「おしくらまんじゅう」

詩/吉岡 治

絵/遠藤てるよ

水彩画でおもいっきり子供達がおしくらまんじゅうをしています。

感想は・・・。

昔の児童画っていいな。

今、この手の画風でクライアントに出したら一発でアウトですよ。

f:id:oumeshichibei:20180902155622j:plain

学研のおはなしえほん

1970年7月1日号

「ひつじかいのほし」にて掲載

出版社・学習研究社

「せみのうた」

絵・篠原 勝之

詩・佐藤 義美

 

児童画です。

セミとりに来た少年が見上げる木の上でみんみん鳴くアブラゼミ

絵・篠原 勝之

結構、テレビに出ていた人です。

坊主頭で着物をきていました。

自らを鉄のゲージュツ家と名乗ってましたね。

(笑っていいともとかで)

セミを大きく描き、その側から俯瞰で見下ろすカットで、少年は小さく描いている。

 

f:id:oumeshichibei:20180902155635j:plain

その顔をアップにしてみると、とても少年には見えない。

中年のおじさん、いや、おばさんの顔にみえる。

奇妙なアンバランス感が面白いです。

f:id:oumeshichibei:20180902155601j:plain

学研のおはなしえほん

1970年7月1日号

「ひつじかいのほし」にて掲載

出版社・学習研究社

「なみのおはなし」

絵・林 義雄

詩・まど みちお

 

児童画です。

水彩の滲みが美しいです。

 

子供の頃から水彩絵の具は苦手でした。

混色をすればするほど、色が汚くなる。

水彩は難しいです。

学研のおはなしえほん 「ひつじかいのほし」

f:id:oumeshichibei:20180901211950j:plain

学研のおはなしえほん

1970年7月1日号

「ひつじかいのほし」

絵  ・武部 本一郎

文  ・神沢 利子

出版社・学習研究社

 

学習研究社(以下、学研と呼称)の絵本シリーズです。

当時、学研の本は基本的に本屋に置かず、通称”学研のおばちゃん”と呼ばれる、訪問販売員が営業してまわるスタイルでした。

年齢のいっている人は

「学研のおばちゃん、今日もまた、笑顔で~~~」というCMソングを覚えている事と思います。

定価110円、団体購読価格100円だそうです。

私の兄がでどうやら、幼稚園前後に買っていたらしい。

(私、記憶にございません)

大体において、次男の私は兄のお古が降りてきます。

ですから、これも子供の頃自動的に回ってきて読んでました。

話自体は正直、ピンときません。

大草原の羊飼いのお話。

国は特定されてませんし。

(アジアの遊牧民族かな。)

この絵本は大人になってから、じっくり見直す本となりました。

絵・武部本一郎

中学生から、SFが好きになり、その中でも好きな挿絵画家でした。

確かに、武部画伯は児童書の挿絵描き倒してますから、出会う機会はありますよね。

今更ながら思い出しつつ、A4サイズで綺麗な印刷。

武部画伯の絵筆のタッチがよく解り、勉強になります。

大切な一品。